はじめに
「犬を飼いたいけれど、共働きで留守番が長くなっても大丈夫?」
犬を迎えたいと思ったとき、仕事との両立が気になる人も多いのではないでしょうか。
実際に考えておきたいのは、毎日の留守番だけではありません。
子犬のトイレ、急な受診、そしてシニア期。犬の年齢や体調によって、仕事との両立で困る場面も変わっていきます。
我が家も、犬を迎えたころはフルタイムで働いていました。
この記事では、犬の留守番に関する研究やガイドラインと実体験をもとに、共働きで犬を迎える前に確認したい4つのことをまとめます。
共働きで犬を飼う前に確認したい4つのこと
まずは、今の生活に当てはめて考えてみてください。
| 確認したいこと | チェックポイント |
|---|---|
| 子犬を迎えた直後 | トイレや留守番の練習に時間を取れる? |
| 毎日の留守番 | 長時間ひとりにならない? |
| 急な病気 | 受診のために仕事を調整できる? |
| シニア期 | 今と同じ働き方で対応できる? |
① 子犬を迎えた直後に時間を取れる?
POINT|子犬が新しい生活に慣れる時間も考えておく
我が家が先住犬を迎えたのは、私の転職前。次の仕事まで約1か月あったため、その間にトイレトレーニングなどを進めました。
仕事が始まってからも夫と休みをずらし、なるべく誰かが家にいるようにしていました。
それでも留守番が始まると、ケージの中にうんち、おしっこがトイレからはみ出していることも。
帰宅したら、まず掃除。
おとなしく、いたずらの少ない犬でもこんなことはありました。
子犬を迎えるなら、最初から長時間留守番を前提にせず、慣れるための時間を取れるかも考えておきたいところです。

② 毎日の留守番が長時間にならない?
POINT|「何時間までOK?」だけで判断しない
海外の公的な犬の福祉指針では、犬を日常的に長時間ひとりにしないことが示されています。
また研究では、留守番時間と、吠える・排泄する・落ち着かないなどの「分離関連行動」との関連も調べられています。
つまり、
「〇時間までなら大丈夫」と時間だけで線を引くのは難しいということ。
年齢や性格、健康状態、留守番中の様子も含めて考える必要があります。
留守番が心配なときは
夫婦のどちらかが昼休みに帰れる距離なら、途中で様子を見に行く方法もあります。
また、外出中の様子を知る方法のひとつがペットカメラです。
「寝ていると思っていたけれど、実は落ち着かず動いていた」といったことも、カメラなら確認できます。
外出中の犬の様子を確認したい場合は、ペットカメラを利用する方法もあります。
Tapo C220は、スマートフォンから室内の様子を確認でき、首振り機能や動体検知にも対応しています。留守番中の犬の様子を確認したい人に、こうした見守りカメラも選択肢のひとつです。
ただし、ペットカメラは長時間留守番を可能にするものではなく、犬の様子を確認するための道具として考えましょう。
③ 急な病気や受診に対応できる?
POINT|「今日病院へ」となったとき、誰が連れていく?
犬が急に体調を崩せば、仕事を休んだり早退したりして受診しなければならないことがあります。
私も愛犬の受診のため、急に仕事を調整したことがあります。
困ったのは、ペットの体調不良を理由に急な休みを取ることへの言いにくさでした。
家族の体調不良とは違い、職場によっては「犬の具合が悪くて」と伝えにくいこともあります。
だからこそ、毎日のごはんや散歩だけでなく、急な受診に誰が対応するのかも考えておきたいところです。
④ シニアになっても仕事と両立できる?
POINT|今できていることが、10年後もできるとは限らない
我が家でも愛犬が高齢になり、てんかん発作が増えてからは、近くに住む家族に様子を見てもらうことが増えました。
身近に頼れる人がいない場合は、元気なうちにペットシッターや預かりサービスなどを調べておくのもひとつです。
犬を迎えるときは、今だけでなく、シニアになったときの生活も少し想像しておきたいですね。
共働きで犬を飼うのはかわいそう?
共働きだから犬を飼えない、というわけではありません。
ただ、毎日長時間ひとりになり、何かあっても対応できない生活なら、犬を迎える時期を考え直す必要があるかもしれません。
海外の飼育放棄に関する研究では、「犬にかける時間がない」「世話ができない」といった事情も、犬を手放す理由のひとつになっています。
大切なのは、共働きかどうかではなく、
「仕事をしながら、犬に必要な生活を続けられるか」だと思います。

まとめ|今だけでなく、10年後の暮らしまで考えよう
共働きで犬を飼う前に確認したいのは、
子犬期・留守番・急な病気・シニア期の4つ。
すべてを予測することはできませんが、困ったときにどうするかまで考えておけば、犬との生活を続けやすくなります。
「今なら飼える」だけでなく、5年後、10年後も一緒に暮らしていけそうか。
犬を迎える前に、家族で一度考えてみてください。
参考にした資料
・スコットランド政府「Code of Practice for the Welfare of Dogs」
・犬の留守番時間と分離関連行動に関する研究(2022)
・犬の飼育継続困難・譲渡理由に関する研究
・犬のライフステージ・シニアケアに関する獣医療ガイドライン

